Q&A

調理の1年制と2年制の違いは?

分かりやすく言えば、「調理の専門的な技術や知識の基礎をしっかりと固めて、実社会へ出て腕を磨く1年制」と「1年目で学んだ基礎から、2年目により高度な技術を習得し、社会へ出る前にプロの心構えと圧倒的な技術を見つける2年制」と言えるでしょう。

実社会は基礎を学ぶところではなく、経験を積み、腕を磨くところなので、基礎は学校で学んでおかなければなりません。本校では国の規定以上の実習授業を行いますが、1年で学べる技術には限界があります。そのため、1年制(調理師科)では、専門的ではありますが、基礎をしっかりと固められるカリキュラムとなっています。また2年制(調理師本科)では国の規定時間の2倍以上の実習で、それぞれの料理ジャンルの基礎から応用まで、また校外インターンシップやレストラン運営などを通して、実践的なスキルも磨き、真のプロになるために必要な技術を身につけます。ですから、卒業時点での調理スキルに差が生まれます。

「在学中にどこまで身につけ、経験しておきたいか」で、学科コースをお選び下さい。

日本料理・西洋料理・洋菓子などのコース分けをしないのですか?
本校の実習では、調理ではすべての料理ジャンル、製菓では和・洋菓子からパンまでを総合的に学びます。これは「自分の特性や適性が分からないうちから将来の可能性を狭めたくない」という考え方からです。食の世界は「学校で1~2年勉強すれば一人前」と言えるような甘い世界ではありません。むしろ勝負は社会へ出てからです。これからの時代、顧客のニーズに柔軟に対応できる調理師やパティシエが求められます。例えば、「日本料理の調理師が日本料理しか知らない」「パティシエだけど日本のお菓子のことは知らない」では通用しません。そのため、関連する他分野の勉強が必要になりますが、残念ながら就職してしまうと他分野の勉強がしにくい、という現状があります。本校では在学中に幅広く学んで頂くことで、将来の選択肢を増やし、経験や知識を広げることが大切だと考えています。
料理経験がなくても大丈夫?
まったく心配ありません。それぞれ料理経験を持っている方もいますが、あくまで独学での経験です。全員がプロとしてスタートとして、本校で学んでいきますので、包丁を持つのも初めて!という方でも大丈夫です。できるまで繰り返し練習し、段階的に技術を身につけていきます。
卒業すれば免許がもらえるのですか?
調理師科および調理師本科を卒業すれば、申請のみで「調理師免許」が取得(国家試験免除)可能です。これに対して、製菓衛生師本科では、本校のカリキュラムにて国家試験の受験資格を取得し、その後2年次で受験する国家試験に合格すれば、在学中に「製菓衛生師免許」を取得することができます。
女性でも調理のプロになれますか?
調理や製菓の仕事は非常に体力を使うため、これまでは男性優位でした。また調理の現場も徒弟制度的な厳しい縦社会で女性を敬遠する風潮がありました。しかし最近では調理技術や器具が進歩したことから女性でも無理なく仕事をこなすことができるようになり、待遇的にも男女の差はなくなっています。
高校を中退してしまいました。手に職をつけて就職したいと考えていますが、高校の卒業資格は欲しいと思います。両方取得することは可能ですか。
本校には中学卒業の方でも入学できる夜間部があり、2年間で調理師免許を取得することができます。また通信制の高校と業務提携をしており、本校に通いながら、高校の卒業免許を取得することも可能です。 クラーク記念国際高等学校
学費について支払時期や費用等を教えて下さい。

本校では必要な学費については、学費、諸費用を合わせた形で募集要項に明記しております。※コチラから募集要項をご請求下さい。

明記された金額以外の寄付金等は頂いておりません。支払時期ですが、入学前⇒入学金+前期分学費、8~9月⇒後期分学費をそれぞれ納めて頂きます。また調理師本科、調理師科夜間、製菓衛生師科の2年次については、3月⇒前期分学費、8~9月⇒後期分学費そ納めて頂きます。また追試、補講のある学生、各資格受験をする学生は、別途費用が必要となります。

提携教育ローン制度について

本校は株式会社オリエントコーポレーション(以下、オリコ)と提携し、学費納入の際に利用できる『学費サポートプラン(本校提携教育ローン)』を導入しております。

これは、学費をオリコが立て替えて本校に納入し、保護者様から多様な返済方法(在学中は利払いのみ等)によりオリコへ返済していただく制度です。詳しくは下記のリンク先をご参照いただくか、学費サポートデスクへお問合せ下さい。

詳しいご案内・WEBからのお申し込みはこちらから

【学費サポートデスク 0120-517-325 (9:30~17:30)】

調理製菓専門学校ではどんな勉強をするのですか?

調理師コースについては、調理実習に重点を置き、西洋・中国・イタリア・日本料理をまんべんなく、基本から応用まで学びます。その他に、栄養学、食品学、衛生学、食文化など調理師として必要な知識も同時に学んでいきます。

製菓衛生師コースについては、製菓実習に重点を置き、洋菓子・和菓子・製パン・カフェメニューの基本を習うとともに、製菓衛生師として必要な知識を学び、国家試験合格を目指します。また、アメ細工、チョコレート細工、マジパン細工など応用技術の授業もあり豊富な技術を習得することができます。

入学試験はどういった内容ですか?また過去問等はありますか?
入学試験は筆記(一般試験のみ)、作文、面接となります。筆記試験は一般常識問題、作文は複数のテーマから1つを選択してもらいます。過去問題集は特にありませんが、合否については面接試験を重視しています。
学力にやや不安があるのですが、無事に卒業し、免許取得できますか?
もちろん本人の努力が必要ですが、追試験や補講によってフォローしていくシステムになっています。学生1人ひとりのレベルに合わせ、できるようになるまで根気よく指導します。調理も製菓も技術を体得する要素が大きい分野なので、本人のやる気さえあれば必ず卒業し、免許を取得することができます。
卒業したら就職しないとダメですか?
卒業=就職というわけではありません。家庭の中や趣味として「調理や製菓の技術を生かしたい」という学生も多く学んでいます。また、すべての学生が正社員として就職するわけではありません。現在は、正社員という形で社員募集をしない企業も多数あります。本人が本当にやりたい仕事であれば、雇用形態に関わらず就労してみる事も大切だと考えます。
調理師免許、製菓衛生師免許を取得すると有利なんですか?
現在は免許がないと働けないわけではありませんが、免許保持者は、雇用者に信頼感と安心感を持ってもらえます。時代は確実に「資格」重視の傾向に向いています。今後、調理師免許・製菓衛生師免許を保持していることは必ずプラスになっていくと考えます。
製菓衛生師科はなぜ2年制のみなんですか?
1年次に国で定められた学科・実習のカリキュラムを履修することによって、翌年度夏から秋にかけての製菓衛生師国家試験の受験資格が得られます。2年次前半は製菓衛生師国家試験合格のための試験対策に重点を置き、絶対合格を目指します。その後は、製菓実習の時間を多く取り、応用技術の体得を目指します。このことからみても製菓衛生師科は2年制が最適だと考え、本校は2年制度を導入しています。
授業時間を教えて下さい。
昼間部は平日(月~金)9:00~16:20まで(その後HR等)夜間部は平日(月~金)18:20~21:00までとなります。
学生用の駐車場はありますか?
台数に限りがありますが、駐車場(有料)はあります。入学後駐車場についての説明会を開きますので、本校との契約後に利用可能です。